Raspberry Pi 4 + Ubuntu 20.04 LTS でWiFi接続
はじめに
こんにちは!クソミネです。前回の以下の記事ではRaspberry Pi 4 + Ubuntu 20.04 LTSで無線ルータを作成しました。しばらくたちましたが正常に動作しています。
前回も紹介した構成図の通り、水槽に取り付けるラズパイからは上記の無線ルータへ接続します。今回は初期設定としてラズパイから無線ルータへ接続する設定を実施します。
方法
無線ルータに接続する側のラズパイはRaspberry Pi 4 Model B 2GBを使用。OSはラズパイ無線ルータと同じくUbuntu 20.04 LTSをインストールしました。
ちなみにRaspberry Pi 4は結構発熱するので常時稼働させる場合は以下のようなヒートシンクやファンがあると安心です。
初期設定
OSへSSHログイン、もしくはHDMIでモニターへつないでログインして、パッケージのupdateをします。
$ sudo apt update -y $ sudo apt upgrade -y
ネットワークインターフェースの確認
ネットワークインターフェースのデバイス名を確認します。以下は私の環境の例で記載します。後の手順もこちらのデバイス名で記載するので、同じことをする場合はご自身の環境のものによみかえてください。
$ ls /sys/class/net/ eth0 lo wlan0
ここでは wlan0
がWiFIカードとなります。
接続設定
UbuntuのIPアドレス周りの設定はnetplanで設定します。WiFiアクセスポイントへの接続もnetplanで可能です。
netplanのデフォルトの設定ファイルをコピー。
$ sudo cp /etc/netplan/50_config.yaml /etc/netplan/99_config.yaml
編集して以下のようにwlan0の設定を追加した。IPアドレスやアクセスポイント/パスワードは各自の環境のもので読み替えてください。
$ sudo vim /etc/netplan/99_config.yaml network: version: 2 renderer: networkd ethernets: eth0: dhcp4: true optional: true wifis: wlan0: dhcp4: true access-points: "アクセスポイント名": password: "パスワード"
DHCPを無効にしてIPを固定する場合は以下のように記載します。
$ sudo vim /etc/netplan/99_config.yaml network: version: 2 renderer: networkd ethernets: eth0: dhcp4: true optional: true wifis: wlan0: dhcp4: false addresses: 192.168.20.110/24 gateway4: 192.168.20.1 #ルータのIP nameservers: #DNSサーバを指定しないとなぜか名前解決できない addresses: [8.8.8.8, 8.8.4.4] access-points: "アクセスポイント名": password: "パスワード"
設定の適用。
$ sudo netplan apply
再起動して確認
再起動してログインしなおして、接続できているか確認します。
$ sudo reboot
wlan0にIPが振られているか確認。
ip a
pingやcurl`などでインターネットへ接続できればokです。
しかし。。。
なぜかシャットダウンし起動すると設定が適用されず無線ルータに接続できない。。。原因調査中ですが、シャットダウン・起動後は sudo netplan apply
と sudo reboot
で適用・再起動するとよさそうです。。。