ビオトープの温湿度データをSORACOM Lagoonで可視化
はじめに
前回のブログでは、SORACOM GPSマルチユニットで取得した温湿度データをKinesis Data Firehose経由でAmazon S3へ保存しました。S3へ保存することでAWSの様々なサービスと連携することができるようになります。前回少しふれましたが、可視化はSORACOMだけでも可能です。実はこちらのSORACOMのデータ可視化のサービスは触ったことがないので今回はSORACOM GPSマルチユニットで取得したベランダビオトープの温湿度データを可視化したいと思います。
SORACOM Lagoonの開始
SORACOMのデータ可視化のサービスはSORACOM Lagoonと呼ばれるものです。ダッシュボードを作成し、SORACOM Harvestへ収集したデータ可視化することができます。SORACOM Harvestへのデータの収集ですが、SORACOM GPSマルチユニットかSIMの仕様なのかデフォルトでONとなっていました。
SORACOM Lagoonの画面へ移動し開始します。複数の料金プランがあることはこの時はじめて知りました。検証なので、また自分ひとりの利用・デバイス1つの利用なのでFreeを選択しました。
パスワードを決定していよいよ利用開始!
ダッシュボード作成
SORACOM Lagoon consoleにアクセス をクリックすると別タブでLagoonが開くのでログインします。すると↓なかっこいい画面が。。。左の+マークからダッシュボードを追加してみましょう。
ダッシュボードを作成すると追加するパネルを選択します。いろいろパネルの種類は用意されていてよくわかりませんが、1つ目はグラフにしました。作成すると空っぽのグラフが登場するので編集してデータを追加します。
メトリック タブからデータソースをHarvestにします(選択肢にGrafanaがあるのが気になった。。。)。表示するデータを選択します、今回はhumi(湿度)とtemp(温度)にします。するとグラフに表示されます。正常に表示されたら右上の戻るマークをクリックしてダッシュボードへ戻ります。
右上の時計マークは表示するデータの期間を選択できます。表示したい範囲を選択しましょう。
さて今回の検証では、ダッシュボードに時計も追加してこんな感じにしてみました。
まとめ
実は私はこういった可視化ツールを使ったのはこれが初めてです。そのため他の可視化ツール・監視ツールと比較しての感想は何も言えません。。。SORACOMが提供していることもあり単にIoTデバイスから得られるデータの可視化ということであればLagoonがよいと思います(IoTデバイス以外から得られるデータも何とかして取り込めるのでしょうか??)。世界地図があったり各タイムゾーンの時刻が表示できたりと、SIMを利用した広範囲なIoTプロジェクトでは親和性があるサービスなのかなといった印象でした。しかし利用できるユーザーがProプランでも編集・閲覧あわせて10ユーザーと、少ないように感じたのですが、IoTプロジェクトや可視化ってそんなもんで足りるんでしょうか???